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映画やドラマで見たことがあったのと、実際にアメリカに住んでいた頃にも見かける光景だったので、アメリカ人がりんごの皮を剥かずに食べることは知っていました。

ですが、アメリカ人夫と結婚して一緒に暮らし始めてから、皮を剥かずに食べる果物はりんごだけではないことがわかりました。

桃や梨の皮を剥かないことにも驚きましたが、私が特に驚いたのはぶどうでした! 今回は、私のぶどう体験談も含め、アメリカの一般的なぶどうの食べ方についてお話しようと思います。

今では定番のシャインマスカット!

種なしで皮ごと食べられるぶどうと言えば、シャインマスカットですよね!薄い皮の食感が楽しく、香りも甘さもバランスの良い大人気のぶどうです。

私はシャインマスカットと出会うまで、ぶどうと言えば巨峰だと思っていました。

とても甘くて美味しいけれど、一粒一粒皮を剥くのが面倒くさいし、果汁で手がベタベタになるし……

巨峰を食べるのは大好きなのに、この作業(皮を剥く→手がベタベタ→手を拭く)を少し手間だと感じてしまっていました。

シャインマスカットパフェの写真
シャインマスカットのパフェ

その点シャインマスカットは皮がとても薄いので、果肉と一緒に飲み込めますし、むしろ皮の食感を含めて美味しい!

でも、実際にシャインマスカットを初めて食べてみる前は、ちょっと懐疑的でした。

不信感

皮ごと食べられるって言っても、きっと口の中に皮が最後まで残るだろうし、結局は皮を剥いた方が美味しく食べられるんじゃないの?

……とんだ勘違いでした! シャインマスカットの食べやすさが好きになりました!

やっぱり黒っぽい紫色のぶどうが大好き!

シャインマスカットは食べるのが楽。そして美味しい。

でも、やっぱり深みのある濃いぶどうを味わいたくなって、旬の時期になると黒っぽい紫色で皮が厚めのぶどう(巨峰・藤稔・ピオーネなど)に結局戻ってしまうのです。

「食べるのに手間がかかっても、やっぱり美味しいから食べたい!」

山梨県産のぶどうの写真
藤稔とゴルビー(2020年以降は名称がゴルビーから悟紅玉となっているそうです。)

アメリカではぶどうの皮を剥かないのが常識らしい

私の個人的なぶどうの好みはさておき、種なしぶどうやシャインマスカットが広く普及するまで、日本では「ぶどうは皮を剥いて種を取ってから食べるフルーツ」という認識を多くの人が持っていたと思います。

でも、アメリカは日本とは異なり、ぶどうは皮ごとそのまま食べるのが一般的だそうです。(夫曰く、種ありぶどうであっても、種を取らずにそのまま飲み込む人が多いのだとか……ひぇー!)

アメリカのカリフォルニアなどでよく売られているレッドグローブのように、皮が比較的薄い品種なら、皮ごと食べるのも理解できます。

しかし、私の夫は巨峰やピオーネといった皮が厚めのぶどうであっても、皮を剥かずにそのまま食べています。

わたし

ちょっと面倒かもしれないけど、このぶどうは皮を剥いてから食べた方が渋みもなくて美味しいよ~!

えぇー?皮が付いたままでいいんだけど…


(試しに私が皮を剥いたものを食べさせてみたところ)

やっぱり皮が付いていた方が美味しい…

わたし

・・・!?


渋めの赤ワインが好きな人だったら皮ごと巨峰を食べるのも有りかもしれませんが、夫は白ワイン派で赤ワインが苦手と言っているので……なぜ皮付きのぶどうを好んで食べたがるのか不思議です。

さすがに、キウイフルーツやすいか、オレンジ、メロンといったフルーツの皮までは食べないみたいですけどね!

(※皆様ご存じの通り、アメリカはそれぞれ異なる文化背景を持つ人々がいる多民族国家ですので、こちらに記載した内容が全てのアメリカ人に当てはまる訳ではございません。

夫の友人であるアジア系アメリカ人のご夫婦は、ぶどうの皮を剥く派でした→「やっぱり皮を剥いてから食べた方がぶどうは美味しいよねー!」と言って、私と話が盛り上がりましたw)

千疋屋フルーツパーラーのフルーツ盛り合わせ
フルーツの盛り合わせ (シャインマスカットはそのまま皮付きで提供されていますが、巨峰は半分皮が剥いてありました)

ちなみに、ぶどうの皮には栄養が有り食物繊維やポリフェノール、カリウムなどが含まれているそうです。

また、皮ごと食べることでゴミの量を減らせて環境にも良さそうですが、消化不良となってしまう可能性があるようなので、皮の厚めなぶどうを皮ごと食べる時は皆様くれぐれもご注意を!

紫色のぶどうのイラスト