チキン、ポーク、ビーフなど、お肉を表す英語由来のカタカナ語は私たちの暮らしに馴染んでいて、料理名にもよく使われていますよね。

これらのカタカナ語の元となった英語、chicken・pork・beefについて疑問に思ったエピソードをエッセイ漫画にしてみました。

(※本記事には広告が含まれております。)

第13話 動物とそのお肉の名前(その1)

(英語版はこちら)

カタカナ語 チキン・ポーク・ビーフ

明治時代の文明開化と共に西洋料理が伝わった頃から伝わったと言われています。

現在では、洋食以外の料理でも使われており、鶏肉・豚肉・牛肉と言うよりもカタカナのチキン・ポーク・ビーフの方が自然に聞こえる場合もありますよね。

(個人的には、チキンカレー・ポークカレー・ビーフカレーの方が鶏肉カレー・豚肉カレー・牛肉カレーよりも耳馴染みがあるような気がします。)

日本人にとって馴染みが有るからこそ、馴染み過ぎたせいかもしれませんが、「動物を表す英語とお肉の英語が一致しない」ことに私は長年何の疑問も持ちませんでした。

ちなみに、鶏(chicken)と子羊(lamb)は生きている動物とお肉になった後も単語が同じなので、例外なんですよね。

私が英語の動物名とお肉名が一致しない点に疑問を持ったきっかけは、4コマ漫画にある通り、アメリカ人夫(英語とスペイン語のネイティブスピーカー)にスペイン語を教わったからでした。

「なぜスペイン語では動物とお肉の名前が一致するのに、英語は違うのだろう?(でも、なぜ牛だけ例外なのだろう?)」と。

その答えは次回のエピソードで

ネタバレになってしまう為、こちらには記載はしませんが、「英語の動物名とお肉の名前が異なっている理由について」は、次回のエッセイ4漫画で触れますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。

日本語は覚えやすい? それとも覚えにくい?

筆者

日本語でお肉を表す言葉は、その動物の名前に「肉」を付けるだけなので簡単だよね!

鶏+肉=鶏肉

豚+肉=豚肉

牛+肉=牛肉 

だから覚えやすいでしょ?

アメリカ人夫
カルロス

いやいや、覚えやすくないよ!だって、鶏と豚はそのままなのに、牛だけ「うしにく」と読まないし。

漢字のおかげで、見れば意味はわかるけど、外国人の日本語学習者にとっては簡単じゃないよ!

筆者

……今まで考えたことなかったかも。

そう考えると、馬肉も「うまにく」ではなくて「ばにく」と読むね。

アメリカ人夫
カルロス

なぜ牛と馬は音読みに変わるんだろう?

筆者

うーん、「うしにく」「うまにく」だと発音しにくいから?

(当てずっぽう)

当たり前過ぎて私は考えたことがありませんでしたが、アメリカ人夫には疑問に思う点だったようです。

ちなみに、羊肉は「ひつじにく」と「ようにく」のどちらの読み方もOKらしいのですが、スーパーマーケットなどでは「ラム肉」という単語が一般的に使われているような気がします。

(ラム=lambは仔羊及び仔羊のお肉を指す言葉です。)

Episode ー 13 Names of Animals and Their Meat (Part 1)

Episode 13に出てくる英語表現について

エッセイ漫画の中で使用されている英語表現について、英単語の意味や英文法の解説を記載しています。

また、動物に関連したボキャブラリーを増やしたいという方は、こちらの記事もどうぞ!

section 【名詞】 の意味

日本語でもカタカナ語セクションとして使われていますよね。

名詞のsectionには、 部門・(会社・官庁などの)部・課・(デパートなどの)売り場・(新聞などの)欄などの他にも、断面・切口、・切り取った部分・切断などの意味があります。

ラテン語で「切る」を意味する動詞secareから派生した名詞であるsectionem(主格はsectio、意味は 切ること・切り離し・分割など)がsectionの語源であると言われています。

それをふまえると、会社組織から一部を切り離してできた 部や課、デパート全体から切り離された 売り場 と捉えることもできるので、少し覚えやすくなりますよね!

帝王切開の英語訳はC-section (Caesarean section)

sectionという英単語を調べていて、個人的に納得がいったことがあります。

帝王切開を英語で言うとC-section、なぜsectionという単語が使われる点について今まで腑に落ちなかったのですが、ようやく理解できました!

ちなみにCaesareanとは形容詞で シーザーの・ローマ皇帝の という意味ですが、会話で使われる場合はC-sectionと略して言うことが一般的のようです。

grocery 【名詞】 の意味

groceryという単語自体に 食料雑貨店、食料品店 の意味もありますが、grocery storeとして使われることの方が多いように感じます。

複数形groceries になると、一般的に 食料雑貨類 を指します。

英語のGrocery storeとSupermarketの違いは?

  • [grocery store]
  • ・地域の個人経営店や小・中規模な食料品店
  • ・食料品や日用品が中心に売られている
  • ※アメリカ英語でよく使われており、イギリス英語の場合はgrocery shopの方が一般的です。

  • [supermarket]
  • ・大規模な店舗
  • ・食料品や日用品だけでなく、衣料品、家電などの幅広い商品を取り扱っている
  • ※supermarketよりも大きい店舗は、イギリスではhypermarketと呼ばれているそうです。

アメリカでは、grocery store と supermarket は同じ意味で使われているそうです。

日本語のスーパーマーケットは?

日本語の場合、grocery storeとsupermarketはどちらも「スーパー(マーケット)」に該当するように思います。(個人経営の小規模な商店は除きます。)

私が普段お世話になっている中規模で食料品や日用品を売っているお店には、いなげや、TAIRAYA、ALPS、Belc、ヤオコー、SANWAなどがありますが、いずれもスーパーマーケットです。

関東圏にお住まいであれば、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

そして、食料品や日用品以外の商品も取り扱いがあるイトーヨーカドー、西友、イオンなども(大型もしくは総合)スーパーマーケットと呼ばれています。(イオンの場合はショッピングモールを除きます。)

日本語の場合、規模や取扱商品に関係なくスーパーマーケットという言葉を使いますが、英語だと区別をしているのですね!

I think のニュアンス

I think~を直訳すると「私は~だと思う」という意味になりますが、後ろに「これから行おうとしていること」を付け加えると「~しようかな」というニュアンスになります。

  • 例文1 : I’ll buy some chicken and pork today.
  • (今日は鶏肉と豚肉を買います。)
  • 例文2 : I think I’ll buy some chicken and pork today.
  • (今日は鶏肉と豚肉を買おうかな。=買おうと思います。)

discount 【名詞】 の意味

名詞のdiscountには、 割引・割引額(/率) という意味があります。

日本語でも、ディスカウントストアやディスカウントショップという名称に使われていますよね。

discountには動詞もあり、~を割引きする、割り引いて売る という意味です。

What about~?とHow about~?の違い

“What about~?” “How about~?” どちらも日本語では 「~はどうですか?」 と訳されます。

両方とも同じように使うことができるのですが、英語のネイティブスピーカーはシチュエーションによって“What about~?” もしくは、“How about~?” を使い分けているようです。

  • “What about~?” と “How about~?” が同じ意味で使われる場合
  • (相手からの質問と同じ質問を返すときなど)
  • 例文
  • A: Do you like this manga?
  • (この漫画は好きですか?)
  • B: For sure! How about you? / What about you?
  • (もちろん!あなたはどうですか?)
  • A: Yes, I have been a big fan of it since I was a teenager.
  • (はい、10代の頃からずっと大ファンです。)

  • 主にHow about~?を使う場合
  • (何かを提案するときなど)
  • 例文
  • A: I don’t know what I should cook for dinner today.
  • (今日の夕食に何を作れば良いのかわかりません。)
  • B: How about pasta? I feel like eating pesto.
  • (パスタはどうですか?ジェノベーゼが食べたい気分です。)

  • 主にWhat about~?を使う場合
  • (異議があるときや問題が発生する可能性があるときなど)
  • 例文
  • A: I want to eat ramen. Let’s go to Ichiran for dinner today.
    (ラーメンが食べたいです。今日の夕食は一蘭に行きましょう!)
  • B: What about the leftover pizza in the fridge? It will go bad if we don’t eat it today.
    (冷蔵庫にあるピザの残りはどうなるの?今日食べないと傷んでしまうよ。)

アメリカ人夫曰く、“What about~?” と “How about~?” を同じ意味/ニュアンスで使う人もいるようなので、必ずしも上記のように使わなきゃいけないということは無いそうです。

アメリカ人夫
カルロス

個人的には”What about~?” はカジュアル(インフォーマル)に聞こえるよ!

だから職場の上司に対して、「あなたはどうですか?」と質問したい場合には、”What about you?” 等は言わない方が良いかな。

“How about you?” の方が丁寧に聞こえるので、そっちを使う方が良い印象だよ!

(※あくまで個人的な意見です。)

when it comes to~の意味

when it comes to +名詞 / 動名詞の形で使われ、 ~ということになると・~に関しては という意味になります。

  • 例文: When it comes to YouTube, I like to watch ASMR videos.
  • (YouTubeに関しては、ASMRの動画を観るのが好きです。)


※ASMRとは、Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、人間が聴覚や視覚への刺激によって心地よく感じたり、脳がゾワゾワしたりする反応や感覚のことを指します。

for some reasonの意味

直訳すると「いくつかの理由のため」ですが、 何らかの理由で・なんだか・どうしてだか といった意味で使われます。

はっきりとした理由はわからないけど、相手に伝えたいことがあるときなどに使える便利なフレーズです。

exception 【名詞】 の意味

exceptionは名詞で、 例外・特例 という意味です。

exceptionと同じ語源から派生したexceptには前置詞・接続詞・動詞があり、「~を除いて」・「~以外は」という意味の前置詞として使われることが多いのではないかと思います。

  • exceptionの例文 : There is no rule without exceptions.
  • (例外のない規則はない。) ※ことわざ

  • exceptの例文 : I don’t want to see anyone except my parents now.
  • (今は両親以外の誰とも会いたくありません。)

though 【副詞】 の意味

副詞のthoughは文末や文の途中に挿入される形で使うことができ、 ~だけどね・でも~・そうは言うものの~ というように軽い逆説や、補足情報を言いたいときに便利なカジュアルな表現です。

thoughに似ている単語でalthoughがありますが、こちらは接続詞なので、thoughの副詞用法のように使うことはできません。

  • 副詞 though
  • (意味:だけどね・でも・そうは言うものの)
  • 例文
  • A: Do you need help? (手伝おうか?)
  • B: I’ll do it myself. Thanks, though. (自分でやるよ。でも、ありがとうね。)

  • 接続詞 though
  • (意味:~にもかかわらず・~だけれども・~ではあるが)
  • 例文: Though it had stopped raining, the wind was still blowing.
  • (雨は止んだけれども、風はまだ吹いていた。)